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弊社日記

セルフ出版社、隙間社による日記。
KDPのことや作品紹介が中心です。
*隙間社は任意団体です*
かれらの7日間戦争について
0
    こんばんは、弊社です。

    かれらの7日間戦争がとうとう3ヶ月半、目標枚数の半分の140枚に達しました!そして気が付けばnoteでのトータルビューが1万を超えていました。ありがとうございます!
    というわけで今夜は、そんなかれらの7日間戦争がどのような意図でどのように書かれているのかを紹介しますね。

    かれらの7日間戦争。これは伊藤なむあひさんが5月1日から始めた企画です。内容としては以下の通り。

    ・長編小説を書いたことのないなむあひさんが長編にチャレンジする
    ・長いのは苦手なので小説を7つに区切りそれを7日間とする
    ・小説内の1日は現実で1ヶ月かけて書き、それは手書きノート(写真参照)40枚分とする

    ・40枚×7ヶ月で、2016年5月1日から2016年11月末日までそれを続ける
    ・一気に大量に書くとばてるので、1日最大2枚までとする
    ・書くのは副業(隙間社勤務時間意外という意味)で働く週5、月約20日のみとする
    ・同時進行で手書きノートをパソコンに清書していく
    ・文字だけだと疲れるのでイラストを添える
    ・書き終えたタイミングでnote(というサイト)にアップし、それをリアルタイムでツイートする
    ・清書したものは電子書籍としてまとめ、2017年2月頃にリリースする


    以上がかれらの7日間戦争の概要となります。
    さて、ではかれらの7日間、通称かれらのとはどんな話なのでしょうか?

    物語は3ヶ月後から始まります

    カワウソたちはその本を回し読みし、夜は更け、1匹、また1匹と眠りに倒れていきます。まだ最初なので比較的字もきれいですね。

    1日目、怪しい男が登場し、予言書、と呼ばれる紙が出てきます。上のメモ欄では西瓜糖の日々をおでんで汚したとの情報も。

    写真はパンダですが、動物園の動物たちが次々に描かれ、動物園の異変を少しづつ描いていきます。

    2日目は場面が変わり、猫2匹とそれを飼っている男の話になります。絵が上手くなるなんてことはありませんね。猫たちは男に上野動物園からの手紙を渡します。男は上野動物園に向かいます。

    3日目も男から始まります。男は工場で働いているようです。彼が主人公なのでしょうか。しかしその後、今度は猫たちに話が移ります。

    4日目になると場面は図書館に移ります。どうやら図書館の本に心無い落書きをする者が現れたようです。

    そして今日、4日目の半分でワニの着ぐるみを着た女の子が現れました。

    新作『EVER WHITE』を執筆中の牛野小雪さんからこんな感想もいただきました。ありがとうございます。

    さあそんな感じで進んでいます『かれらの7日間戦争』、noteでの手書き連載はこちらで続けています。
    かれらの7日間戦争(手書き)

    手書きは読みにくいという方にはまだ序盤ですが清書版もあります。
    かれらの7日間戦争(清書版)

    残り3ヶ月半、かれらの7日間戦争をどうぞ宜しくお願い致します。


    代表 伊藤潤一郎
    | かれらの | 19:00 | comments(0) | - |
    『かれらの七日間戦争』表紙完成!
    0
      こんばんは、弊社です。

      ここ何ヶ月か水面下で動いていた『かれらの』の表紙が、本日ついに完成しましたよ!



      イラスト:CYON様
      デザイン:いーブックデザイン様

      素晴らしい…またも最高の表紙を作ってしまいました…CYON様のイラストは、Twitterで偶然見かけての一目惚れだったのですが、その後コミティアやCYON様の個展に伺い実際の紙での絵を見て更に惚れてしまいました。

      淡く幻想的で、でもポップで、まさに今制作中の小説のイメージにぴったりでした。こんな素敵な絵と出会えて本当に幸運です。

      ちなみにCYON様は6月4日から横浜、元町中華街駅近くのAAAギャラリーというところで開催されているanniversary展に参加されるようなので、気になる方は是非行ってみてください。明日が最終日です!生で見るCYONさんの絵は、画像で見るのとまた違った魔力がありますよ!

      anniversary展

      また、当初文字入れは自分たちでやる予定だったのですが、現在の弊社のスキルでは思い描いている表紙の作成は無理だと早々に判断し、いーブックデザイン様にお願いしました。

      月の色に合わせた素敵なロゴ!左右の星もキャッチーです。お陰様で想像以上の表紙が完成しました。いーブックデザイン様、改めてありがとうございます。

      というわけでこんな素晴らしい表紙の、伊藤なむあひ『かれらの七日間戦争』は来年2月頃発売予定です。

      現在はnoteにて週5くらいでリアルタイム手書き連載をしているのでそちらも宜しくお願い致します!

      かれらの七日間戦争

      清書版はこちらです

      ではみなさま、今週も良い週末を!



      代表 ヌネノ川
      | かれらの | 22:30 | comments(0) | - |
      (清書版)かれらの7日間戦争 3ヶ月後
      0
         3ヶ月後


         上野動物園の動物たちは、今でも夜になるとささやき合う。

        「あの七日間がなかったらさ……」

        「うん、今頃ここには誰もいなかったかもね……」

         カワウソたちは設置されたスライダーをぬるりと滑りながら囁き合う。パシャリと水が跳ね地面に黒い染みを作る。

         やがてリスがやってきて、噂好きなカワウソたちに一冊の本を渡した。

        「次はバクんとこだよ」

         そう言って檻の間をすり抜けリスは去って行った。カワウソたちが色めきだつ。

        「ようやく届いたよ」

        「早く読もうぜ」

        「おいあんまりひっぱるなよ!」

         その本は例の七日間の戦争が終わったあとに上野動物園に届けられたものであり、多くの動物たちの間でこうやって回し読みされていた。

         本とは言ったものの、それはどこの文房具屋で売っているようなよくある黒い表紙のルーズリーフで、もう何十日にもわたって動物園内を移動しているため表面がすっかり土やら毛で汚れてしまっていた。

         表紙には赤いクレヨンのようなものによって『かれらの七日間戦争』とある。

         本が届いたと知るやいなや周りにいたカワウソたちも集まってきた。皆、この日を待っていたのだ。

         リーダーカワウソの、つややかでしっとりとした手の先端にある意外にも鋭い爪が慎重にページをめくる。後ろのカワウソたちから歓声があがる。

         無数の小さな瞳から伸びる視線が本に刺さる。リーダーカワウソは張りのある声でそこに書かれている物語を読みあげる。

         やがて、眠気にやられたカワウソたちが一匹、また一匹と横になっていく。リーダーカワウソは重いまぶたをたまに自分の爪でちょいと持ち上げそれを撃退していた。眠ってしまったカワウソたちの顔は、皆一様に幸せそうだった。

         通路を挟んだ向かいにいるフクロウたちがそれを羨ましそうに見ている。

         こうして、今日も上野動物園の夜は更けていく。

         夜行性を除くすべての動物たちは眠っていた。

         動物園の外、上野恩賜公園の動物たちも皆眠っていた。

         練習に疲れた大道芸人たちも皆眠っていた。

         公園の隅に居を構える多くの浮浪者たちも皆眠っていた。

         草の茂み、建物の陰といった場所に住みつく猫たちも眠っていたし、その猫の友人である江戸川区の飼い猫二匹もやはり眠っていた。

         そして、その猫たちの飼い主である男もまた、マンションの一室で眠っていた。
        | かれらの | 19:00 | comments(0) | - |